講演会開催報告![道の駅西いなばきのこフェスタ2021「きのこってなあに?~きのこ栽培とSDGs~」]
去る2021年10月2日(土)-3日(日)の2日間にわたり「道の駅西いなばきのこフェスタ2021」(前回の記事もご参照ください!)が開催されました。ご来場いただきました皆様ありがとうございました!また、ご都合により来られなかった方もおられたようですので当日の様子をここでご紹介させていただきたいと思います!
と言っても私が対応させていただいたのは10月3日のみなのでこの日だけのご紹介になるのですが・・。
さて、気を取り直して(?)当日の様子です!!!
生きのこもあったのですが道の駅の常設販売コーナーに置いてあるきのことブッキングしないようにするためとか、会計上の問題とかのもろもろの事情により、原木シイタケとヤナギマツタケだけしか置いておらずお客さんに申し訳なく思いました。実際「きのこフェスタなのに2種類しかないの?」って言われたみたいですし・・・言葉もありません(/ω\)
お客さんの入りは土曜よりも日曜のほうがよっぽど良かったようで生きのこはほぼ完売!釜めしの元などもたくさんお買い上げいただいたようです。ありがたや~
さて、私たち研究員の本番は講演会です!
最初は11:00-11:15より牛島研究員の[鳥取のきのこの魅力と味わい方]でした。分類学を専門とする牛島研究員によるいろいろなきのこの紹介やアウトドアにも造詣が深い彼の採集したきのこをその場で食べる野趣あふれる料理には講演をご覧になった皆さんがおいしそう!と思われたことと思います(そのシーンの写真がなくてスイマセン(-_-;))。
私は11:20-11:35より[きのこってなあに?~きのこ栽培とSDGs~]というタイトルでお話ししました。
前回の講演会のお知らせでも書きましたが大まかにご説明すると、
1.食卓によく上る「きのこ」の多くは地球のお掃除屋さん(腐生菌)であり、地球環境の維持に貢献することからきのこという生き物自体がSDGs的存在であること!
2.私たちが普段から食べるきのこたちはその性質を利用することから国内森林資源や農業副産物を有効活用しており、その過程では山林や地域環境の維持管理に貢献している!
以上の点から、SDGsにおける「11.住み続けられるまちづくりを」「12.つくる責任つかう責任」「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」に少なくとも寄与するんだよーっていうお話でした。
しかし、17項目あるSDGsにおいて上記の5項目のみしかきのこ栽培は関係がないのかというとそんなことはなく、きのこ栽培があまり盛んではない国にきのこ栽培技術を提供・移転できれば貧困や飢餓からの脱出に貢献できる可能性もあります。その過程できのこのもつ栄養成分を理解してもらうことは食育にもつながります。
また、お話の中で「5. ジェンダー平等を実現しよう」についてきのこ栽培はあまり関係ないかもしれないと言いましたが講演後に一人のお客様からご意見をいただき、きのこ栽培のうち、特に菌床栽培は軽作業が多いので男女関係なく携わることができる、すなわち「ジェンダー平等を実現しよう」にも寄与すること、さらにはジェンダーレスを越えた(?)、老若男女の平等にもつながるボーダーレスにも貢献できるのかもしれないと気付くことができました。
今回の講演も短い時間ではありましたが一般の方との対話の中で私自身、新たな視野を広げる機会にもなり、非常に有意義な時間となりました。ご来場いただいた皆様に御礼を申し上げたいと思います。
さて、今回の講演のお話はここまでとなります。
ここからは個人的な趣味のおまけ(?)のお話となりますのでご興味がおありの方のみお付き合い下さい!
気楽里での講演の前後には毎度のことですが鹿野で多肉植物やサボテン等、バーベナやシクラメン等を扱われておられる「石原園芸」様(〒689-0413 鳥取県鳥取市鹿野町小別所)にお邪魔しています。
今回も行ってきましたよー!
毎回少しずつラインナップが変わっており、楽しませていただいております。ただ、うちの狭い庭、玄関ではおける数が限られていますので毎回少しずつ購入しています。
ここでご注意!!!
石原園芸様のハウス内にはたくさんの多肉植物やサボテンが置いてありますが親株(子株をとるための元となるもの)は非売品ですよー!!親株は大きい株なのですぐわかると思いますが間違って購入しないように!!!愛好家としてここで皆様にご留意願いたいと思います。
さてさて趣味の紙面が増えてしまいました笑。
それではこのあたりで!
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ご遠慮なくどうぞー