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きくらげのおはなし②「アラゲキクラゲ生産急増の理由とは?」

きくらげのおはなし②「アラゲキクラゲ生産急増の理由とは?」

今日の!<これだけ知っていればOK!>
・ アラゲキクラゲ生産急増10年間で約7.7倍に!
・外国産キクラゲの不信感!国内産はどうなの!?

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↓詳しくは記事を読んでね。


「アラゲキクラゲ生産急増の理由とは?」

さて前回は
アラゲキクラゲ生産急増10年間で約7.7倍に!
というお話でした。今回はこの理由について探っていきたいと思います。


直球ですが皆さんは外国産の農作物をどうお考えでしょうか?

 
「危ないような気がするからあまり食べたくない」
「安いから仕方なく食べてる・・」

こんな感じではないでしょうか。


少し外国産のキクラゲ類の現状について調べてみました。。

横浜市教育委員会は3日、市立小学校など356校の給食の食材に使用する予定だった中国産のキクラゲから、基準値の約2倍の残留農薬が検出されたと発表した。

産経新聞2007/07/04

上記ではフェンプロパトリンという殺虫成分が検出されたようです。
他にもメタミドホスやクロルピリホスという殺虫成分が基準値を超えて検出されたことがあるようです(田中・内海2007)。

引用→田中誠,内海宏之:ポジティブリスト制度施行後における輸入食品の残留農薬違反状況,日本農薬学会誌,32, 430-434 (2007)


うーん、外国産に依存しているキクラゲの現状としては不安になる検索結果です。

私が見聞きしたところによると安価な外国産菌床を輸入し、国内で栽培することで国内産として販売している例もあるようです。
(シイタケでは特に深刻な問題となっていますがこれはまた別の機会にお話ししましょう。)


このようにキクラゲに対する消費者の不信感から
「安心して食べられるキクラゲを!」という需要が高まり、急激に国内のアラゲキクラゲ生産量が増加したというわけです。

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[まとめ]

ここまでをまとめると、
・外国産キクラゲには残留農薬が含まれる可能性がある。
・国内産であっても安価な外国産キクラゲ菌床を輸入し、栽培している例がある。

このような例から消費者のキクラゲに対する不信感が高まり、国内産アラゲキクラゲ市場が活況を呈しています。


次回はここまでお話ししたアラゲキクラゲの国内生産における一例として「激化するアラゲキクラゲ生産!鳥取県は生き残れるのか!?」をお話ししたいと思います。

→次の記事きくらげのおはなし③「激化するアラゲキクラゲ生産!鳥取県は生き残れるのか!?」


今日はここまで!

今日の!<これだけ知っていればOK!>
・ アラゲキクラゲ生産急増10年間で約7.7倍に!
・外国産キクラゲの不信感!国内産はどうなの!?

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