クォーツ/水晶は日本国内でもいろいろな場所で採れ、石について興味がない方でも知っておられる今更説明も不要な鉱物かもしれません。ですが前回のパイライトもそうでしたが奥が深く、ミネラルコレクターにとっては「水晶で始まり、水晶に終わる」といっても過言ではないかと思います。私は小学校のグラウンドの砂利に混じる石英を拾って集めていたような奇特なタイプの人間で未だに「近くで水晶が採れるらしい・・」という噂を聞くだけで心がざわめきます。
クォーツは加工しても美しい。パキスタンの職人さんの手仕事。スモーキークォーツのプリシジョンカット (42.8グラム、214.2カラット)
クォーツについてはその産地や形態だけでも話題はいくらでもありますがクォーツがここまでコレクターや愛好家にも愛されるのはいろいろな鉱物と共生、共存するクォーツの懐の深さにあるのではないでしょうか。ここではインクルージョン(含有鉱物)や共生鉱物についてみていきましょう。
クロライト(Chlorite/緑泥石)はインクルージョンとしてはよく知られ、内部に緑の庭園のような風景が出来上がることが多いため、「ガーデンクォーツ」と呼ばれたりする。上記はおそらくクォーツの形成過程でクロライトによって阻害された後、再度クォーツが結晶化したため、セプターのような形態となったと考えられる。Kharan District, Balochistan, Pakistan
クォーツ結晶上にロードクロサイト/菱マンガン鉱が形成して粉をまぶしたような産状となっている。写真ではわかりにくいがロードクロサイトの美結晶がキラキラと輝く。Laki, Laki Municipality, Plovdiv Province, Bulgaria
珍しく40mmを超える石油・カーボン入り水晶。気泡の動きも肉眼で確認できるほど大きい。右の写真は長波長紫外線を照射している。石油部位が蛍光を発する。蛍のような光であることから「ファイヤフライクォーツ」と呼ばれたりもする。Balochistan region, Pakistan
アルパインクォーツとして名高い、スイスアルプス産スモーキークォーツ(煙水晶)。最大長42mmの結晶を含めたダイナミックなクラスター。一部表面を覆う緑の鉱物は緑泥石。スモークは長期的な自然放射線(自然界において普通にある放射線)の曝露によるもの。市場では真っ黒なクォーツが散見されるがあれは人工的な放射線処理によるものと思われる。Maderanertal, Uri Canton, Switzerland
クォーツはどこでも採れる分、産状がすべて違っており、インクルージョンや共存する鉱物も多彩になり、飽きが来ないのがクォーツの魅力といえるのではないでしょうか。
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